夏になると暑さ対策のためにクーラーをつけたり扇風機をつけたりと何かと電気代がかかります。
昔の暑さなら扇風機だけでも過ごせましたが、地球温暖化が進み夏の気温も上昇しています。
そのため扇風機だけでは部屋に生暖かい空気が流れるだけで涼をとることはなかなかできません。
そこで活躍するのがクーラーですが、さすがに電気代が大幅に上がってしまいます。
では、クーラーと扇風機の電気代はどれくらいの差があるのでしょうか。
<クーラーと扇風機の電気代の比較>
クーラーと扇風機を毎日同じ時間使用して電気代を比較すると以下のようになったという実験結果があります。
1か月の電気代
クーラー 2,238円
(クーラーの1日の消費電力量は2.88kwhとして1kwhあたりの電力使用料は25.91円で計算)
扇風機 209円
(扇風機の1日の消費電力量は0.27kwhとして1kwhあたりの電力使用料は25.91円で計算)
その差なんと10倍以上です!
クーラーと扇風機の電気代を比較すると10倍もの差があるのです!
扇風機の方が電気代が安いと分かっていたとはいえ、10倍の差は大きいですね。
こう考えると扇風機をうまく活用してクーラーの電気代を下げる方法も必要ですね。
しかも最近の扇風機はとても優秀で扇風機の中でも「省エネ」扇風機があるのです。
では、省エネ扇風機を少しご紹介しておきましょう。
<併用すると節電になる省エネ扇風機>
最新の扇風機には省エネのものもあり、電気代がとても安くなります。
バルミューダのDC扇風機は特に省エネと言われており、消費電力は最弱運転で1.5w、
最強運転で20wになります。
1時間あたりの電気代は驚きの金額です。
なんと最弱運転時は0.039円、最強運転時で0,52円と、最強運転時でも1円に満たないという驚きの省エネ扇風機です。
1日8時間、最弱運転をしても1か月の電気代は10円に満たない9.33円です。
これだけ省エネの扇風機があるのも驚きですね。
<電気代の安い扇風機を併用してクーラーの電気代を下げよう>
クーラーと扇風機の電気代は10倍もあるとわかりました。
これだけ差があるとクーラーより扇風機を何とか活用したいと思いますね。
もちろん、扇風機だけでは涼をとるのが難しいので、クーラーも必要なのですが、
扇風機とクーラーを併用することでクーラーの電気代を下げることができます。
クーラーが電気代がかかる時というのは、運転開始時です。
クーラーというのは、設定温度に上がるまでが一番パワーを使います。
ですが、自動運転にしておくことで、設定温度になれば最強パワーではなくなり、その温度を保つために弱や微弱、送風などに切り替わりますから電気代が低くなってきます。
つまり、一番電気代がかかる「設定温度に到達するまでの時間」を短縮することができれば電気代が安くなるのです。
そこで活躍するのが扇風機ですね。
扇風機で室内の空気を循環することで、設定温度に到達するまでの時間を短縮することができます。
扇風機を使わずにクーラーのみをつけている場合は、空気の循環が遅いのでなかなか室内温度が設定温度にまで到達しません。
しかし、クーラーで冷やされた空気を扇風機で循環することで冷えた空気が部屋中に広がりますので、設定温度に到達するまでの時間が短縮されるのです。
このように、電気代に大きな違いがある場合は、電気代の安いものをうまく利用して電気代が高くなるものの使用頻度を下げることで電気代が全体的に安くなります。
<電気代と扇風機の電気代が10倍以上の場合は>
電気代と扇風機の電気代はメーカーなどにもよりますが、だいたい10倍くらいです。
しかし、これ以上に電気代が違う場合はクーラーが古い場合があります。
古いクーラーより最新機種の方が電気代は安くなります。
昔のクーラーの省エネよりも、技術の進歩した今の省エネクーラーの方が能力が高いことからもお分かりいただけると思います。
今、自宅についているクーラーの型番から電気代がどれくらいかかるかわかりますので、クーラーと扇風機の電気代の比較をしてみてください。
扇風機が古い場合も同じことが言えますので、古くなっている機種は買い替えるほうが
電気代が安くなります。