水は生きていく上でなくてはならないものです。
飲み水だけではなく、お風呂やトイレ、キッチン、洗濯など水を使うシーンは生活の中でたくさんあります。
そこで気になるのが水道代です。水道代は2か月に1回の請求ですが、季節ごとにも料金が違ってきます。
お風呂を沸かすことが多い冬場は料金が高くなる傾向があり、お風呂を沸かさなくても寒くない夏場はシャワーだけで済ませてしまうので安くなる傾向があります。
今回は、家族の人数によってどれくらい水道料金が違うのか、地域の水道料金の差を紹介していきます。
目次
なぜ水道代は2か月に1回なの?
水道光熱費というと、ガス代や電気代、水道代になりますが、ガス代や電気代は1か月に1回の請求なのに、なぜ水道代だけ2か月に1回の請求なのでしょうか。
これは、管理元の違いにあります。
ガス代や電気代は一般企業が管理していますが、水道代は自治体が管理しています。
そのため、できるだけコストを安く運営するために請求が2か月に1回しか来ないのです。
家族の人数で見る水道代の平均料金はいくら?
まずは家族の人数によってどれくらい料金に差が出るのか、水道代の平均料金を見てみましょう。(参考:総務省・家計調査報告)
- 2人家族→4,222円
- 3人家族→5,326円
- 4人家族→5,978円
- 5人家族→7,173円
- 6人家族→9,002円
となっています。
上記は1か月分の水道料金の平均金額ですから、ご自宅に来ている請求額と比べる時は、この金額を2か月分の2倍にしてください。
いつも来ている水道料金と比べて平均金額より高ければ使い過ぎということがわかります。
ちなみに、1人世帯(一人暮らし)の平均金額を省きましたが、1人暮らしの水道料金は2,000円ぐらいということでした。
こうしてみると、家族の人数が増えるにしたがって一人当たりの水道料金は下がることがわかります。しかし、人数が増えることで水道料金も上がりますので、できるだけ節水したいですね。
水道料金が地域によって違うのはなぜ?
では、家族人数ごとの水道料金の違いはわかりましたが、地域によって水道料金が違うのはなぜでしょうか?
水源が近いか遠いか
水道料金が地域によって違う理由として、まず考えられるのは水源が近くにあるかないかということです。水源が近くにあれば各家庭に水を供給するのも難しいことではありませんので、大掛かりな施設を作る必要もありません。
そのため、水源が近い地域では水道料金が安くなり、水源が遠い地域は送水が難しくなるので水道料金が高くなるのです。
水質が悪いと水道料金が高くなる
次に、水道料金が高くなる理由は水質の悪さです。
水質が悪ければ、その水を安全に飲める水にしなくてはなりませんので、高度な浄水処理施設が必要になります。
そのため、コストが高くなり水道料金が高くなってしまうのです。
一方、水質がキレイな地域はそこまで高度な浄水処理施設は必要ありませんので、コストも低くて済み、水道料金も安くなるのです。
人口の違い
最後に、地域によって料金の差がある理由は人口の違いです。
人口が少ないと、少ない人数で水道事業をまかなうわけですから、一人にかかる負担も大きくなります。
寒冷地は水道料金が高くなる
全ての地域というわけではありませんが、寒い地域では冬場に水道管の凍結を防ぐために寒冷地仕様にするコストがかかります。
寒冷地仕様にすることだけで水道料金が高くなっているとは言えませんが、理由の一つであることは確かです。
水道料金が高い地域と安い地域
では、実際に水道料金が高い地域や安い地域はどこでしょうか?
水道料金が安い地域TOP3は?
水道料金が安い地域TOP3は、
- 第1位 山梨県の富士河口湖町
- 第2位 兵庫県赤穂市
- 第3位 静岡県小山町
となっています。
山梨県の富士河口湖は河口湖がありますので水源が近く水質もキレイですし、兵庫県の赤穂市も水質がキレイで水源が近くにあります。
静岡県小山町も浜名湖がありますから、水道料金が安いのもうなずけます。
では、水道料金が高い地域はどこなのでしょうか。
水道料金が高い地域TOP3は?
- 第1位 群馬県長野原町
- 第2位 北海道羅臼領
- 第3位 北海道池田町
水道料金が高い地域はトップ10を北海道、青森、福島、宮城など東北地方が占めています。
人口の少なさと、寒冷地であることが水道料金の高さにつながっていると考えられます。
まとめ
水道料金が高い地域ではなるべく節水を心がけ、水道料金を安くするようにしましょう。
また、水道料金の違いで水質の事を挙げましたが、水質の違いは肌や健康面でも現れてきます。
日本の水は世界で一番安全だと言われていますが、敏感肌の人の中にはかゆくなったり、ヒリつきを感じたことがある人がいるかもしれません。
肌荒れがなかなか治らない人は水質が原因かも?と考えてみましょう。
水道水に含まれている残留塩素やトリハロメタンなど有害物質を除去できるシャワーヘッド、浄水器などを使って水質を良くして使用するようにしましょう。