毎年見直される自賠責保険の保険料一覧(2017年版)

自賠責保険は毎年同じ金額だと思っている方が多いようですが、それは平成26年度~28年度まで保険料が据え置きになったことで、毎年同じと錯覚している人が多いのです。

実際、平成25年度には13.5%も保険料が引き上げられており、その後据え置き状態となていました。

では、2017年度の自賠責保険の保険料はどうなっているのでしょうか。

自賠責保険は毎年1月に見直され年度が変わる4月1日から見直した金額で保険料が適用されます。

自賠責保険は乗用車、軽自動車、原動機付自転車、小型バイク、中型バイクなどの車の排気量や種別によって保険料が違ってきます。

種別と言っても、クラウンやエルグランドなどの車の種類ではありませんのでお間違いないようよろしくお願いいたします。

自賠責保険の保険料が適用されるのは年度ということで4月1日~翌年の3月31日までとなりますので、1月1日~12月31日までではないことを覚えておきましょう。

<2017年度(平成29年度)の自賠責保険料は料金引き下げ!>

自賠責保険料は平成25年度に13.5%引き上げられた時から変動がなく据え置き状態が続いていましたが、2017年度(平成29年度)の保険料はなんと「6.9%」の引き下げが決定されました。

これは平成29年1月19日に、自賠責の保険審議会が行われた結果で、料金が引き下げられた理由が3つあります。

①平成25年4月に設定された予定損害率より実際の損害率が下回っている

②実際の損害率を予定損害率を比べると昨年度より乖離幅が広がっている

③保険の収支が黒字傾向

この3つのことから保険料が引き下げられたとされています。

6.9%の引き下げですから、大きな引き下げとなり昨年度より自賠責保険料は減少していますから加入者にとっては大きなプラスとなります。

<2017年度(平成29年度)の自賠責保険の保険料金>

では、2017年度(平成29年度)の自賠責保険料がどれくらいなのかを見てみましょう。

〇自家用乗用自動車

12カ月→15,520円

24カ月→25,830円

36カ月→35,950円

昨年度の自家用乗用自動車の36カ月の保険料は39,120円でしたので約3,000円ほど保険料が引き下げられています。

〇軽自動車(検査対象車)

12カ月→15,130円

24カ月→25,070円

36カ月→34,820円

〇250㏄を超えるバイク

12カ月→8,290円

24カ月→11,520円

36カ月→14,690円

〇125㏄~250㏄までのバイク

12カ月→8,650円

24カ月→12,220円

36カ月→15,720円

48カ月→19,140円

60カ月→22,510円

〇原動機付自転車を含む125㏄以下のバイク

12カ月→7,500円

24カ月→9,950円

36カ月→12,340円

48カ月→14,690円

60カ月→16,990円

となっています。

ただし、離島や沖縄県の場合は金額が違う場合がありますのでご注意ください。

250㏄を超えるバイク以上の車やバイクには36カ月までしか書かれていないのに、250㏄以下の場合は48カ月、60カ月も書かれているのは車検の問題でしょう。

バイクでも400㏄を超えるものは車検が必要です。

車もバイクも新車の場合は初回の車検が3年後になります。

ですが、2回目以降の車検は2年ごとになるので、24カ月、36カ月で契約する人が多いようですね。

12カ月の金額が設定されているのは個人によるものだと思いますが、自賠責保険は月払いという方法もあります。

ですが、ほとんどの場合、車検切れにならないように次の車検までもつ24カ月で契約する人が多いようですね。

<自賠責保険を支払ったらステッカーを貼る>

車のフロントガラスの上部に色と数字の書かれたステッカーが貼られているかと思いますが、それが自賠責保険を支払っているという証拠になります。

車検を受けた時に支払っていると、次の車検がいつなのかということも分かりやすくて良いですね。

ステッカーは2011年までは全て青色だったのですが、2011年以降は7色になりました。

ステッカーの上部に〇で囲まれている数字は自賠責保険が有効な年を表し、その下の大きな数字は何月まで有効なのかを表します。

つまり、書類などをひっぱりださなくてもステッカーを見れば満了期間が分かるので便利です。

バイクの場合はリアタイアの泥除け当たりか、テールランプ付近に貼られていますので確認してみてください。

<自賠責保険の満了期間を勘違いしやすい>

ステッカーでばかり判断していると、ステッカーの月が4月になっているので4月末まで有効だと勘違いしている人がいますが、そうではありません。

自賠責保険の有効期限は保険に加入した時に発行される保険証明書を見なければわかりません。

例えば保険証明書に4月18日と書かれていると、4月18日の12時(正午)が満了期間となりますので、それ以降も運転していると自賠責保険に加入していないことになり罰則を受けます。

(任意保険は満了時間が24時というところが多いのですが、自賠責保険は12時なので注意しましょう)

<ステッカーの貼り忘れは罰則あり!|自賠責>

また、ステッカーの張り忘れも罰則ば科せられます。

ステッカーを張り忘れて公道を走行すると、250㏄©以下のバイクで罰金30万円になります。

ですが、道路交通法ではなく、自動車損害賠償保障法によるもののため、貼り忘れている時は自賠責保険証明書の確認後シールを貼るように注意を受けるだけで終わることもあるようです。

ですが、罰則があるのは事実ですので、貼り忘れないようにしましょう。

ほとんどの場合、車検の時に自賠責保険料を支払っている、または新車で納車までに自賠責保険料を支払っているということで、車屋さんや車検を受けた会社が貼ってくれています。

もし、自賠責保険のステッカーを張り忘れていることに気づいたら、すぐに貼るようにしましょう。

ちなみに、自賠責保険証明書を携帯していない場合も罰則があります。

自賠責保険証明書は携帯義務があるため、車内に大切に保険しておきましょう。

もし、違反をすると30万円の罰金となります。

まとめ

自賠責保険が3年ぶりに引き下げられた原因には黒字傾向にあるということが書かれていました。

つまり、事故率が減っているということです。

これを受けて任意保険の保険料金も14年ぶりに引き下げられるのではないかと言われています。

車に関する保険料の引き下げは維持費の削減になりますから、所有者にとってはうれしいことですね。

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