互助会はいずれ訪れる冠婚葬祭に備えるために毎月決まった金額を積み立てしていくシステムになっています。
互助会に入会することで、もしもの時の備えができるので安心している人も多いでしょう。
ですが、互助会に入会することで生じるのはメリットばかりなのでしょうか。
そこで、互助会に入会するメリットとデメリットをご紹介していきましょう。
メリット|互助会
・毎月の掛け金を支払うことで久な冠婚葬祭に備えることができる
互助会に入会すると毎月3,000円、もしくは5,000円の掛け金を支払い24万円支払うと完済となります。
この掛け金を支払うことにより、葬儀費用などが通常の30~50%割引となりますので、いざという時の出費を抑えることができます。
・掛け金を完納する前でも利用することができる
互助会に毎月支払っている掛け金ですが、掛け金を支払っている時にお葬式や結婚式などのセレモニーが必要になることがあります。
通常は、支払っている金額内で式を行ったり、完納しないと利用できないことが多いのですが、互助会の場合は、初回の掛け金を支払った時点で会員になりますから、それ以降いつでも利用することができるのです。
もし、完納する前に利用する場合は、すでに納めている金額と完納額の差額を支払うことで完納時の割引特典を受けることができます。
ただし、掛け金の支払い回数が少なすぎる場合は、早期利用費が必要になる場合がありますので、確認が必要です。
・物価が変動しない
互助会の場合、掛け金を毎月支払っていき、完納となると一生保証されていることになります。
つまり、すぐに利用しなくても何十年先に利用してもかまわないのです。
そうなると世間の物価が高くなっている可能性があり、葬儀費用や結婚式の費用など完納した時と比べて高くなっている可能性があります。
ですが、契約した時のプランとなりますので物価の変動は関係なく固定で利用することができます。
ですので、互助会に入会することで将来の出費をできるだけ抑えることができるのです。
・互助会は24時間対応
互助会に入会して、利用したいとなった時が深夜の可能性もあります。
ですが、深夜でも専門スタッフが対応するため互助会では24時間電話1本で葬儀などの手配をしてくれるのです。
何もわからなくても、とにかく互助会に電話を覚えていれば、あとはスタッフが行ってくれますので指示通りに動くだけです。
・互助会の最大のメリット!加入者の家族なら誰でも利用できる
これは互助会の最大のメリットと言えるのですが、互助会に入会している加入者本人のみが利用できるのではなく、加入者と同居している家族なら誰でも利用できるのです。
また、名義変更をすることができますので、同居している家族でない場合は名義変更してから利用することもできます。
デメリット|互助会
・互助会で積み立てたお金は拘束される
互助会に加入すると毎月掛け金を支払っていくことになります。
そして、完納すると一般的な葬儀費用の30~50%offfで葬儀を行うことができるようになります。
ここだけ見ているととても便利なように感じますが、生命保険などでは、積み立てたお金は一時的に引き出したりすることが可能です。
しかし互助会の場合は完納した金額のうち、いくらかを引き出すこともできません。
互助会で積み立てたお金を使う時は解約するしかないのです。
そう考えると互助会で積み立てたお金は拘束されて自由に使うことができなくなります。
・掛け金に利息がつかない
互助会で支払った掛け金には利息が付きません。
銀行の利息はとても低いですが、それでも多少は利息が付きます。
ですが、互助会に支払った掛け金には一切利息が付かないのです。
海外の銀行に預けたり、資産運用をすれば利息が付き、さらに増える可能性がありますが、互助会の場合は利息は一切付きませんので、ここはデメリット言えるかもしれません。
・解約してもすぐにお金は使えない
互助会は解約すると解約返戻金と言う形で貯めたお金が返ってきます。
ですが、解約時の事務手続きに手間がかかりますし、解約に関する説明を受けたり、担当者となかなか連絡が取れないなど解約までに時間も手間もかかります。
そのため、解釈したくてもすぐにできない、解約手続きに時間がかかるなどで、すぐに解釈できないこともあります。
・解約時に手数料を取られるので満額戻らない
互助会は24万円を完納することになります。
ですが、解約すると満額の24万円を受け取れるわけではなく手数料などを引かれてしまいますので自分が支払った分の金額が戻ってこないのです。
毎月5,000円の掛け金で24万円を完納してから解約した場合、20,000円ほどの手数料がかかり結局手元に戻ってくるのは22万円ほどになってしまいます。
利息がついてくる積み立て型保険もありますから、完納してマイナスになって変えてくるのはデメリットと言えるでしょう。
・互助会の費用だけでは賄えない場合がある
お葬式にしても結婚式にしても、互助会に入会しているから式の全ての費用が賄えるということではありません。
一般的な式の30~50%offで式を行うことができるので費用を抑えることはできますが追加費用が発生することも多々あります。
互助会に入っているからと全く貯金をしていなければ大変なことになりますので、追加費用が発生しても問題ないようにお金の準備は必要です。
・互助会が破綻すれば不具合が起こることもある
互助会も企業ですから、運営に失敗する可能性もあります。
互助会が破綻すれば金銭に関することやサービス面などで何らかの不具合が生じるでしょう。
もちろん、入会している会員を保護するためのシステムは作っていますが、それでも賄えないことが起こる可能性もあります。