年代別、子供の有無、仕事の有無で変わる!主婦はどれくらいのお小遣いがあるの?

夫の小遣いは、よく聞きますが、「主婦のお小遣いがどれくらいなのか」という話題は意外に上がらないものです。

お小遣いという認識がない主婦もいますし、「こんなことまでお小遣いに入るの?」と主婦のお小遣いという意識のラインは曖昧です。

もちろん、自分のものばかり購入しているようであれば、それがお小遣いとして認識されますが、家のためにと思って購入したものでも、家の中の人たちが気に入らないとなると、「お母さんが勝手に買った」と言われてしまい、お小遣いの一部になることもあります。

また、主婦の場合、専業主婦もいれば共働きの主婦もいますし、子供の有無、年代によっても自由に使えるお小遣い額が違ってきます。

主婦のお小遣いが、いったいどれくらいなのかわからない人が多いと思いますので、今からお話する内容を基本にして、お小遣い額を設定してみましょう。

主婦の場合、お小遣い額の設定がないため、必要以上に買い物をしてしまう人もいます。

主婦も夫と同様にお小遣い額を設定することで家計の節約になるのではないでしょうか。

<働く主婦と専業主婦のお小遣い額>

ではまず、働く主婦と専業主婦のお小遣い額から見ていきましょう。

年代や子供の有無に関係なく、働いているか、働いていないか、また雇用形態によってもお小遣い金額が違うので詳しく見ていきましょう。

主婦全体のお小遣い額の平均=16,478円

夫婦共働きで、妻がフルタイムで働いている場合の平均額=26,725円

夫婦共働きで、妻がパートやアルバイトで働いている場合の平均額=15,562円

夫のみが働き、妻は専業主婦の場合のお小遣い額の平均=14,942円

このような結果となりました。

この結果を見てびっくりしたのが、共働きで、妻がパートやアルバイトで働いている場合と専業主婦のお小遣い額の差がほとんどないことです。

専業主婦のお小遣い額が約15,000円ですから、パートやアルバイトで働いている主婦のお小遣い額がもう少しあっても良いのではと思いましたが、ほとんど変わらない金額ということで意外でした。

また、フルタイムで働いている主婦のお小遣い額は約26,000円と、主婦の中でもダントツのお小遣いをもらっていますが、フルタイムで働いていることを考えると、こちらもお小遣い額が少ないような気がします。

主婦は将来のことを考えて、自分のお小遣いに回すなら、貯蓄をした方が良いと考えるからではないでしょうか。

<主婦は実際にいくらくらいのお小遣いを使っているのか>

主婦のお小遣い額の平均がわかったところで、家事に育児に忙しい主婦は、実際にお小遣いをどれくらい使っているのでしょうか。

「自分のお小遣いはない」という主婦もいるくらいですから、自分のためにお小遣いを使うと言っても、さほど高額ではない気がします。

では、実際に主婦はどれくらいのお小遣いを使っているのか見てみましょう。

先程と同じように、仕事の有無、雇用形態別で見ていきます。

主婦全体の実際に使ったお小遣いの平均額=11,037円

夫婦共働きで、フルタイムで働いている主婦の平均額=18,716円

夫婦共働きで、パートやアルバイトで働いている主婦の平均額=10,769円

専業主婦が実際に使ったお小遣いの平均額=9,919円

このような結果となりました。

やはり、実際に使っているお小遣いは、どの場合も5,000円ほど少ないようです。

実は、結果には納得できる意味があります。

それは、お小遣いの中から「貯金」をしているのです。

世に言う「へそくり」というものです。

夫に内緒で毎月コツコツ貯めている金額がだいたい5,000円くらいということがわかります。

主婦だからこそといったお小遣いの使い方です。

夫は、1カ月のお小遣いをもらえばもらう分使ってしまう人がほとんどですが、妻は堅実に貯蓄を増やしているということですね。

<年代別・子供の有無で違う、妻のお小遣いの平均額>

では次に、年代別や子供の有無でお小遣い額が変動するのか見てみましょう。

20代の主婦全体のお小遣い平均額=26,200円

30代の主婦全体のお小遣いの平均額=20,800円

40代の主婦全体のお小遣いの平均金額=18,300円

50代の主婦全体のお小遣い平均金額≠19300円

子供がいる世帯の主婦全体のお小遣い日い金額=14,900円

子供がいない世帯の主婦全体のお小遣い平均額=31,200円

となります。

こうして見比べてみると、子供がいないことがおおい20代の主婦が一番お小遣い額が多く、子供が成長し、教育資金がかかってくる40代、50代の主婦になるとお小遣い額が減っていることがわかります。

また、子供がいる世帯といない世帯では約15,000円程違い、ほどんど倍の金額になっていますから驚きです。

やはり、子供がいる世帯といない世帯で主婦のお小遣い額が大きく変わってくるようです。

実は、こんなデータもあり、子育てしている専業主婦はお小遣いなしと回答した人が全体の54%にも上るのです。

夫の給料のみで生活している分、余裕も少ないでしょうし、子供がいることで教育資金以外に子供の持ち物など何かと物入りになります。

また、夫の給料が急激に上がるわけでもありませんし、退職金制度を廃止している企業も多いので、先行きの不安から自分が自由に使うお金があるくらいなら貯金をするという人もいるでしょう。

ですが、専業主婦にも息抜きは必要です。

また、ママ友との交流もあります。

子供がいれば、なおさら息抜きは必要でしょう。

ママともとランチに行ったり、自分の好きな本を読んでみたりと月に5,000円くらいは自由になるお小遣いがあっても良いのではないかと思います。

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