冬になると寒さを和らげるためにエアコンや石油ファンヒーターなどをよく使います。
エアコンは電気で動くのでリモコン一つで操作できて便利ですが電気代が気になります。
ガスファンヒーターなどガスを使った暖房もガス代が気になりますね。
一番安いと思われる石油ファンヒーターは灯油を買いに行くのが重くて一苦労です。
今回は、暖房をかけた時のガス代や電気代、石油での料金の違いを紹介します。
「どの暖房をメインで使用するか」、「新しい暖房器具を購入するなら何が良いのか」と考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
暖房にガスファンヒーターを使った時の1カ月のガス代
スイッチを入れてすぐに部屋を暖めてくれるガスファンヒーター。
ガスコンセントがある家なら、メインの暖房として重宝します。
ガスファンヒーターには20号、35号、50号の3つの規格があります。
規格によって料金も変わってきますので、違いを比べてみましょう。
ガスファンヒーターを1日8時間使用した場合で計算してみると…
20号 | 35号 | 50号 | |
1時間 | 13円 | 18円 | 26円 |
1日 | 107円 | 143円 | 210円 |
1ヵ月 | 3,210円 | 4,290円 | 6,300円 |
※数字はおおよその金額です。
ガスファンヒーターのサイズと対応する広さの目安は、
- 20号…木造7畳、コンクリート9畳
- 35号…木造11畳、コンクリート15畳
- 50号…木造15畳、コンクリート21畳
となっています。
サイズが大きくなればなるほどパワフルに部屋を暖めてくれますが、ガスの使用量も増えるため、当然ガス代も上がります。
暖房にエアコンを使った時の1カ月の電気代
次に、暖房にエアコンを使った時の1カ月の電気代を見ていきましょう。
エアコンは暖房器具の中でも火事や火傷の心配がなく、小さなお子さんやお年寄りのいる家庭でも使いやすい暖房器具です。
ただ、部屋は温まりやすくても足元が冷えやすいので電気カーペットなどと併用する人が多いようです。
1ヵ月間エアコンを使った場合の電気代は
- 6畳用…約2,851円
- 8畳用…約3,337円
- 10畳用…約4,471円
- 12畳用…約6,300円
- 16畳用…約9720円
となっています。
ガス代と電気代を比べると、エアコンを使った時の方が若干電気代が安くなっています。
気密性の高い家ならエアコンの方が暖房効率も良いかもしれません。
次に、一番安いと思われる石油ファンヒーターを使った時の灯油代を見てみましょう。
暖房に石油ファンヒーターを使った時の1カ月の灯油代
石油ファンヒーターはガスファンヒーター同様、エアコンよりスピーディに部屋を暖めてくれる暖房器具です。寒い冬場は、この早さにとても魅力を感じます。
ただし、灯油を燃焼させて熱を起こしているので、乾燥と空気の汚れが気になる人も多いかもしれません。換気が必須ですが、換気のタイミングで室温が下がってしまうのも少し残念なポイントです。
では、石油ファンヒーターを使った時の1カ月の灯油代を見てみましょう。
- 6畳用の場合→1,584円~5,832円
- 10畳用の場合→1,728円~8,640円
- 12畳用の場合→2,112円~10,968円
- 17畳用の場合→3,504円~15,624円
- 19畳用の場合→3,504円~16,800円
となっています。
※1リットル100円にて計算、使用頻度や部屋の状態・灯油価格の変動によって料金が変わります。
最高金額になることはほとんどなく、最低金額に近いの金額の時が多いので、最低金額を基準とすると、ガス代や電気代に比べて安いと言えます。
安全性の高い暖房を使いたい!節約も諦めたくない!
安全面を重視して、エアコンをメインの暖房器具としてを使いたいという人も多いでしょう。
エアコンは子どもやお年寄り、ペットがいる家庭でも安心して使える暖房器具です。しかし、機種が古いと省エネ機能が万全でなく、料金がネックとなりやすいもの。
部屋の気密性を上げるためにサッシにテープを貼る、ドアの開け閉めを最小限にするといった方法を実践するだけでも、料金には違いが出てきます。
また、人は床が冷えているととても寒く感じます。
エアコンの設定温度を低めに設定し、電気カーペットも併用するといった工夫をしてみてください。ちょっとした工夫で暖房器具の電気代は節約することができます。
今回の料金比較を参考にして家庭に最適な暖房器具を選び、快適な冬を過ごしてください。