家電製品はすぐに壊れるようなものではありませんが、その分値段の高いものが多くなります。
もちろん、その分長持ちするのですが、家電製品を長く使っていると能力が衰えてきたり、電気代が高くなったりしてきます。
家電を買い替える場合、買い替えるための費用もかかりますし、今使っている家電をいつまで使うのかという買い替えの時期も重要になってきます。
お得に買い替えるには家電製品の買い替え時期や買い替えるコツなどを知る必要があります。
では、家電製品の買い替え時期はいつが良いのでしょうか。
<家電製品の買い替え時期のポイント>
家電製品を買い替える時期のポイントは、決算月やモデルチェンジの時期です。
また、季節商品は早めか、その季節が通り過ぎる頃に安くなります。
まず、決算月ですが、家電量販店は決算月になると様々なセール商品を出しています。
決算月ですからいつもの月より売上を伸ばそうとしますし、会社の業績に関わることですので、少々お客さんから値切られても販売してくれます。
決算月は値切り月とも言われていますから、この時期に値切らずに商品を買うのはかなり損をしますから、必ず価格交渉をしましょう。
ほとんどの家電量販店の決算月は3月となっていますが、9月に決算月があるところもあります。
一番大きく価格が下がるのが決算月ですので、この月をめがけて家電製品を買い替えるようにしましょう。
次に家電製品を買い替える時期として有効なのがモデルチェンジの時期です。
家電製品は特にモデルチェンジが頻繁に行われます。
パソコンなどは3か月もすれば新しいモデルが販売されていますから、目まぐるしいモデルチェンジを繰り返しています。
そのほかの家電製品もモデルチェンジを頻繁に繰り返していますので、新しい商品と古い商品を入れ替える時期は古い商品が安くなりますので買い替え時期と言えるでしょう。
パソコンのようにかなり頻繁にモデルチェンジを繰り返す商品は別として、たいていの家電製品は4月か10月にモデルチェンジを行いますから、この時期をめがけて買い替えすると良いでしょう。
ただし、家電を買い替える時期はどの家庭も同じで、決算月やモデルチェンジの時期を狙っている人も多いのです。
そうなると古い商品は品切れ状態になりますからモデルチェンジの時期がわかるように、買い替えたい家電製品がある場合は常にモデルチェンジの時期をチェックしておいた方が良いでしょう。
<家電製品の寿命>
家電製品の買い替え時期がわかったところで、家電製品の寿命を知っておかなければ、どのタイミングでどの家電製品を買い替えるのか見当をつけることができません。
そこで、家電製品の寿命をお話しておきましょう。
・液晶テレビ
バックライトの寿命が肝心で5~6万時間つけっぱなしで使用していたとすると6~7年で寿命がきます。
プラズマテレビの場合はもっと早く、3万時間で寿命になるものもあります。
商品によっては液晶テレビと同じくらいの6万時間つけっぱなしで対応している機種もあります。
だいたい、テレビの寿命は8年くらいと言われていますので、この時点でテレビを修理に出すようなことになった場合は買い替えた方が良いでしょう。
・冷蔵庫
日本の冷蔵庫はとても性能が良く、平均寿命は10~15年となっています。
多くの冷蔵庫の保証期間が10年となっていますから、これ以上もつということになります。
家電量販店に勤務している人の声を聴くと約10年で買い替えている人が多いため、10年ぐらいが寿命と考えて良いでしょう。
・洗濯機
洗濯機の寿命はだいたい8年と言われています。
ただし、この寿命はドラム式洗濯機の寿命で、2500~3500回ほど洗濯機を回したぐらいが寿命となっており、それを月日で計算すると約8年くらいになります。
・エアコン
エアコンの寿命は家電業界の統計をみると約13年が平均となっています。
通常の使用頻度となっていますので、天井焼けが起こり夏場は常にエアコンをつけているご家庭の場合は、もう少し寿命が短くなります。
統計では13年となっていますが、約10年ほどで寿命となることが多いようです。
エアコンが寿命となるのはコンプレッサーの負荷によるものですので、コンプレッサーが稼働している時間を極力減らす、室外機のコンプレッサーの負担を軽くするなど、コンプレッサーの寿命を延ばすことができればエアコンの寿命も延びます。
・掃除機
掃除機の一般的な寿命は7~8年と言われています。
掃除機の場合はモーターの寿命ですので使用頻度で寿命が変わってきます。
ただ耐用年数が20年という驚異的な掃除機「ミーレ」もありますので、掃除機の寿命が一概に7~8年とは言い切れません。
・電子レンジ
電子レンジにはマグネトロンが使われており、このマグネトロンの寿命が電子レンジの寿命となります。
一般的にはマグネトロンの総作動時間が2,000時間と言われていますので、これを計算すると10年くらいもつ計算になります。
このように、家電製品それぞれで寿命が違いますので、それぞれの寿命を見て適した買い替え時期に家電製品を買い替えるようにしましょう。
〇無料見積もりを使って買い取り業者を選ぶ
家電製品の場合、大型のエアコンや冷蔵庫、洗濯機などは廃棄費用が必要になります。
この廃棄費用が結構高く、一つ一つで数千円かかってきますから、できるだけ廃棄費用をかけたくありません。
そこで、廃棄費用を出さないようにするためには、これまで使っていた家電製品を買い取ってくれるかどうか査定してもらう方法です。
中古品を買い取ってくれる業者はたくさんありますので、3社程業者に来てもらい、買い取りの見積もりをしてもらいましょう。
全ての業者の見積もりを照らし合わせて一番高く引き取ってくれる業者に依頼します。
また、新しい家電製品を買う際に「下取りOK」など、古い家電製品を下取りしてくれるようであれば、下取りに出して新しい家電商品の価格を下げてもらうのも一つの方法です。