マイナンバー制度導入で銀行口座への影響あり?

マイナンバー制度に伴い、マイナンバーと関連付けされる事項も随時拡大されています。
健康保険、年金、税金など様々な事項と紐づけされていますが、銀行口座への関連付けも予定されています。
仕事などで銀行を毎日利用している方も多いと思いますが、マイナンバーと銀行口座が紐づけされるとどのような影響があるのでしょうか?
マイナンバー制度導入による銀行口座への影響などを紹介します。

マイナンバーと銀行口座

マイナンバー制度が導入され、いよいよマイナンバーの利用が始まりました。
マイナンバーを利用することで、行政の様々な手続きの簡素化が期待されます。
利用者にとってはとても嬉しいことではありますが、逆にプライバシーの侵害なども懸念されています。
マイナンバーの活用範囲はさらに広がっており、私たちの銀行口座にまでその影響が及ぼうとしています。
マイナンバーが銀行預金に紐づけされることでどのような影響があるのか、心配している方も多いのではないでしょうか。
現行のマイナンバー法案では、銀行口座へのマイナンバーの適用はありません。
しかし国は、将来銀行口座への関連付けを予定しています。
現在のマイナンバーは、行政機関などに申請する時に身分証明書として使用できます。
公的サービスを利用する際、マイナンバーはとても便利です。
今後は出産、子育て、雇用保険、社会保険、転就職、年金、印鑑登録、災害支援サービス、年末調整、確定申告などにも活用予定です。
このように、人生における様々な場面でマイナンバーが活用されます。
個人情報のすべてがマイナンバーで管理されることで、個人の正確な収入把握が可能になります。
今後銀行口座の関連付けにより、個人の収入把握がさらに明確になります。
現在のところ2018年、要するに平成30年から銀行口座にもマイナンバーの適用を予定しています。
もちろん今のところ任意での適用ですが、今後はマイナンバーの銀行口座への適用が義務化されるかもしれません。
マイナンバーが銀行口座に適用されると、国民の一人一人の資産を国から管理されることになります。

マイナンバーの反対意見

マイナンバーは行政への手続きの時に便利な反面、個人情報流出などのデメリットがあります。
そのため、マイナンバー制度に反対している人も少なくありません。
マイナンバー制度に反対する人たちの最大の理由は、個人情報の流出や悪用です。
マイナンバーの制度が施行されることで、たくさんの人たちの個人情報が流出したり悪用されたりする可能性があります。
承知の通り、マイナンバーカードには様々な個人情報が記載されています。
表面には、氏名、住所、性別、生年月日、年齢などが、そして裏面には個人情報番号が記載されています。
マイナンバーが手元にある方は、一度がカードに記載されている個人情報を確認してください。
普段あまり気にかけない方でも、自分の情報が流出すると慌てるはずです。
マイナンバーだけが流出してもカードでの照会がすぐできないこともあり、直接のトラブルは回避できます。
しかしマイナンバーが銀行口座などと紐づけされていたら、カード紛失した時は詐欺などの被害にあう可能性があります。
オンラインバンクであれば、自分の口座から勝手に預金を引き出されるかもしれません。
銀行口座への紐づけはとりあえず任意となっていますが、完全に義務化されとしまうと被害にあう人が増加することも考えられます。
マイナンバー制度に反対している方は、このような個人情報の流出、悪用を恐れているのです。
このようにマイナンバーは、個人情報が外部に流出して悪用される可能性があります。
そのため、利用する際は十分注意する必要があるでしょう。

マイナンバーで様々な影響

個人の銀行口座とマイナンバーが紐付けされると、銀行口座を開設する際にマイナンバーを記入する必要があります。
国から個人の資産をすべて把握されますので、様々な影響を受けます。
例えば、へそくりや副収入がバレる可能性もあります。
個人の銀行口座が把握されますので、入出金の状況も分かります。
収入がいつどこから入ってきたのか、また現在の残高もチェックできます。
そのため、家族に秘密で貯めたへそくりや、副業による副収入の状況も知られる可能性があります。
副業をしている人の中には、副業を会社に知られたくない人も多いのではないでしょうか。
マイナンバーと銀行口座が紐づけされると、副業などの副収入の存在が会社にバレる可能性も出てきます。
マイナンバーと銀行口座が関連付されると、以上のようなことが起こる可能性があります。
しかし、これらの事項はあくまで可能性の話です。
個人や企業が個人の情報を閲覧することは禁止されていますので、心配する必要はないと思います。
ただ、今後の展開をしっかり見ていく必要があります。

マイナンバー制度はとても便利ですが、反面情報流出などのデメリットもあります。
そのため銀行口座と紐づけされた場合、様々な危険が伴う可能性があるのです。
今後マイナンバー制度と銀行口座の紐づけが予定されていますので、注意したいところです。

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