知らないと損をする就学援助の基礎知識

就学援助という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

小学生・中学生のお子様を持つ親は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

毎年、新学年になった時に重要書類として子供が持って帰ってきます。

その中に「就学援助の申請について」という書類があるので目にしたことはあるのではないでしょうか。

では、就学援助とは一体何なのでしょうか。

母子家庭や父子家庭だけではなく、所得が低い家庭も援助金が出ますので知らないと損をしているかもしれません。

そこで、就学援助とはどのようなものなのか、どの程度援助してくれるのか、援助してもらう対象はどのように決められているのかなど就学援助の基礎知識をお話していきたいと思います。

<就学援助とは>

就学援助というのは所得が低く、子供が学校で勉強するための教材や文具、給食などの費用を支払えない家庭のために設けられた制度です。

つまり、子供が学校生活に支障が出ないように小学校・中学校の義務教育中は国が費用を援助してくれるのです。

<毎月援助ではなく指定月に支払われる|就学援助>

就学援助の申請をして受理されれば認定証が届き、それぞれの学年によって決まった支給額が決まった月に支給されるようになります。

基本的には7月末または9月末、11月末、2月末の年3回が多いようですが、それぞれの市区町村で変わってきますので確認が必要です。

<どんな家庭が就学援助を受けられるのか>

就学援助を受けるには所得制限があり、申請した全ての人が受けられるわけではありません。

就学援助の対象となるのは

・生活保護受給世帯である

・児童扶養手当を受けている(母子家庭)

・所得が決められた基準額に達していない(基準額以下)

・失業などで急に学費などの支払いができなくなった場合など

となっています。

この中で「所得制限」についてはさほどハードルが高くありませんので、就学援助の対象となる方もいるのではないでしょうか。

<就学援助の所得制限の基準額とは>

では、就学援助を受給できる所得制限の基準額はいったいいくらなのでしょうか。

これはそれぞれの自治体で異なりますので確認が必要ですが、ある街を例にとってご説明していきましょう。

おおよその目安になると思いますので参考にしてください。

〇兵庫県神戸市の場合(家族全員の所得合計)

2人世帯→1,761,000円

3人世帯→2,234,000円

4人世帯→2,664,000円

5人世帯→3,048,000円

6人世帯→3,617,000円

7人世帯→4,123,000円

8人以上の世帯の場合は、1人増えるごとに454,000円を加算する

また、以下の申請をしている方は先ほどご説明した総所得から決められた金額を控除します。

・寡婦(寡夫)控除→270,000円控除

・特別障碍者控除→400,000円控除

・普通傷害者控除→270,000円控除

・医療費控除→医療費控除額を控除

となります。

この基準額以下の所得の場合は就学援助を受けることができますので必ず申請しましょう。

<どこで申請するの?|就学援助>

では、就学援助はどこに申請すれば良いのでしょうか。

このような地方自治体が対応している援助金の場合は、地方自治体の窓口に行って申請することが多いのですが、就学援助に関しては通学している「学校」に申請します。

新年度のはじめに学校から就学援助の申請書を子供がもらって帰ってきますので、その書類に必要事項を記入して学校に提出する形になります。

<就学援助認定までの流れ>

では、就学援助の申請をしてからの流れをご説明しておきましょう。

まず、子供が学校からもらった就学援助の申請用紙に記入して学校に提出します。

学校に渡す期限などが決まっていますので、必ず期限内に提出するようにしましょう。

期限が過ぎても申請はできますが給付が遅れますし、申請月以降の月割で計算されますので支給額が減る可能性があります。

審査結果はほとんどの地方自治体で7月以降に知らせるようになっています。

審査結果の通知書が郵便で届きますので、ここで認定されるか認定されないかがわかります。

もし記入もれなどがあった場合は、学校を通じて「お知らせ」がありますので都度対応をしてください。

認定された人には先ほどの支給月に指定口座へ援助費用が振り込まれます。

支給前に「支給通知書」が届きますので内容を確認しましょう。

<認定されるまでの学費はどうすればいいの?|就学援助>

就学援助が認定されるまでの間も学費の負担は発生します。

毎月学費を指定口座に入れておかなければなりません。

ですが就学援助が認定されれば支払う学費も減ります。

この時に、「就学援助が認定か否かがわからないのに学費はいくら用意すればいいの?」となる人が多いのではないでしょうか。

就学援助の認定が下りるまでは、通常の学費を支払っていきます。

つまり、給食費や教材費など学校が指定している金額を支払っていきます。

就学援助が認定されると、余分に支払っていた分は返ってきますので心配はいりません。

就学援助の通知書が来るまでは少し厳しい状況かもしれませんが、学校が指定する金額を支払っていきましょう。

<就学援助でいくらくらい援助金が出るの?>

では、就学援助で援助される金額はいくらくらいあるのでしょうか。

これも各地方自治体で違いますので確認が必要ですが、目安になる金額をご紹介しておきましょう。

・学用品や通学用品など

小学1年→12,000円前後

小学2~6ねん→15,000円前後

中学1年→23,000円前後

中学2、3年→25,000円前後

・校外活動費

小学生→2,000円前後

中学生→3,000円前後

・新入学児童生徒学用品費用

小学1年→20,000円~40,000円前後

中学1年→23,000円~40,000円前後

・体操服や水泳費用

小学1年→5,000円前後

中学1年→6,000円前後

・修学旅行費

小学生(参加者のみ)→実施後実費額支給

中学生(参加者のみ)→実施後実費額支給

・通学費

小学生・中学生(ただし学校が認めた者のみ)→実費額支給

などとなっています。

あくまでも目安ですので、各地方自治体により変動します。

この金額より少ないところもあれば、もっと多いところもありますので確認が必要です。

まとめ

就学援助の申請をすることで子供に恥ずかしい思いをさせるのではと思われているかもしれませんが、最近では何も書いていない封筒に就学援助関係の書類を入れて、周りの子供たちにはわからないように手渡すようになっていますから、自分の子供に恥ずかしい思いをさせることはないでしょう。

それよりも、就学援助を受けずに子供が楽しく学校生活を送ることができないことの方が子供に迷惑がかかり悲しい思いをさせてしまいますので、就学援助を受けられるのであればきちんと申請しましょう。

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