夫のお小遣い額の平均はいくら?年代別、子供の有無で見るお小遣い額の相場

家計の中で、重要な夫のお小遣いですが、手取り金額によってもお小遣いが変わってきますし、子供の有無でも違ってきます。

また、年代によっても変わってきますので、

「夫にどれくらいのお小遣いを渡せばよいのかわからない」
「お小遣い額で揉めている」

という夫婦もいるでしょう。

そこで、働く夫のお小遣い額は平均でいくらくらいなのか、年代別、子供の有無などで相場を見てみましょう。

給料明細とお小遣い

夫のお小遣い額は年々下がっている

年代に関係なく、全体として見た時の夫のお小遣い額の平均額は37,642円でした。
この金額は2016年のものであり、1,990年代のバブル期の夫のお小遣い平均額は、なんと77,000円でした。

バブルが崩壊して2000年59,000円になり、2005年には41,000円と、年々夫のお小遣い額は減っています。

これも不況の影響だと思われますが、家計を預かる主婦からすれば、解雇や退職金制度の崩壊といった不安から、少しでも貯金しておきたいと思うものです。

このような理由も夫のお小遣い額が年々減ってきている原因ではないでしょうか。

年代別に見る夫のお小遣い額の平均は?

新生銀行の「サラリーマンのお小遣い調査」では、それぞれの年代別に夫のお小遣い金額が出ています。

  • 20代=平均38,165円
  • 30代=平均37,696円
  • 40代=平均36,719円
  • 50代=平均37,996円

となっています。
意外にも、年代別に見てお小遣い額に大差はありません。

20代や30代は、上司におごってもらうことが多いので、お小遣い額が少ないのかと思いましたが、20代や30代は友人との付き合いが多いため、このような結果となったのでしょう。

一方、40代や50代は部下におごることがあるためお小遣い額が多めなのかと思いましたが、意外と20代や30代と変わらない結果となりました。

40代、50代になると子供の教育費がかかるため、お小遣い額もさほど上がらないままということが予想されます。

子供の有無、共働きかそうでないかの違いで夫のお小遣い額は?

次に、子供がいる世帯といない世帯、夫婦共働きと妻が主婦の世帯で夫のお小遣い額が変わってくるのかを見てみましょう。

夫のお小遣い額の平均

共働き 妻が主婦
子どもなし 41,962円 39,408円
子どもあり 31,620円 27,006円

上記の表のような結果になりました。

子供がいる世帯といない世帯では約10,000円ほどの金額差が出ています。

また、妻が主婦の世帯の夫のお小遣い額は、共働き世帯に比べると金額が少なくなるようです。

それだけ、子供の教育費がかかるということと、妻が働いている世帯は、その分だけ余裕ができているので、夫のお小遣い額も多少多くなるようです。

子供がいない世帯の夫は、お小遣い額の相場が40,000円、子供がいる世帯の夫のお小遣い額の相場は30,000円が妥当のようです。

年収によってお小遣い額が違ってくるのか

これまでは、年収に関係なく、全ての世帯の平均金額でお話してきました。
しかし、全ての世帯の年収が同じというわけではありません。

年収が多い家庭では、それだけの余裕がありますのでお小遣い額も変わってくるでしょう。
では、年収の違いからお小遣い額を決めるにはどうすればよいのでしょうか。

夫のお小遣い額の相場は、「給料の10%」が目安だと言われています。

つまり、手取り金額30万の場合は、その10%にあたる3万円が適切なお小遣い額と言われています。

手取り金額が50万円なら5万円がお小遣いとなりますが、平均金額よりも年収によってお小遣い額を決めている人が多いようです。

手取り金額が月収20万円に対して、お小遣い額が5万円となると、収支のバランスが取れなくなりますので、多くの主婦は手取り金額によってお小遣い額を決めているようです。

まとめ

手取り金額の10%というのは、生活設計を生業としているライフプランナーが設定している金額です。

外で働く夫のお小遣い額は家庭の支出の中で大きなウェイトを占めますので、お小遣い額の設定は必要なことです。

生活設計のプロが推奨しているパーセンテージですので、「手取り金額の10%」をお小遣い額とするれば家計も安定し、よりよい生活ができるのではないでしょうか。

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